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2021.10.1   日経産業新聞の記事「SmartTimes:スタートアップ連携のコツ」から

スタートアップとの連携を余儀なくされた大手

コラムの著者 高宮 慎一氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー)は、大大手企業でさえ自社だけでDXを進めることは困難でスタートアップとの連携が必要となっているという。

○自社の戦略の実現のために段階的に整合していく

 大企業は規模も人材も全く異なるスタートアップとの連携をどう考えれば良いのだろうか。高宮氏が示唆するのは、スタートアップ連携の「目的」と「手法」を分けて考えることだという。

まず目的には大別して2つあるという:

  • 既存事業の再成長:
    • わかりやすいのは、スタートアップの顧客や販売チャネルを獲得して「シェア」アップすること。
    • 再成長のドライバーとなるスタートアップの持つ新技術やビジネスモデルを取り込む
  • 新規事業の立ち上げ
    • 自社のびじねすさえも壊しかねない破壊的イノベーションへの挑戦

であるという。さらに対象を

  • 既存事業とのシナジーをねらう周辺領域への展開
  • 飛び地となる新規領域への参入

といった目的の明確が重要だという。その上で目的をかなえる連携を、資本を伴わない単なる業務提携から買収まで幅広い手段がある。さらに資本効率を考え、徐々に関係を深める「ステージング」が重要だと高宮氏は示唆している。スタートアップとの連携は、まず自社の戦略を立てて、相手との整合を確かめつつ、段階的に進めていくのが理想形だという。👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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