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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:間接CO2排出量の把握、負担をかけずに見える化」から 

2021..10.1  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:間接CO2排出量の把握、負担をかけずに見える化」から

物流業者が示すデータを活用

 コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げるのは、ラクスルの「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」で、日本政府の2050年カーボンニュートラル宣言に対応した脱炭素の取り組みで各企業が苦労している「見える化」への支援サービスである。

◯スコープ3がかなり厄介

 高岡教授によれば、日本企業の多くが原材料や部品の調達から製造、販売、消費にいたるサプライチェーンによって成り立っている中でチェーン内の各段階での二酸化炭素排出量削減が教務だと、指摘している。

企業側の視点でみれば、削減プランを立てる前にCO2排出データの把握が必要となる。

  • スコープ1:自社の直接排出量
  • スコープ2:エネルギー起源の直接排出量
  • スコープ3:その他の間接排出量

で、特にスコープ3のデータの把握は困難を極めるという。対象となる範囲が広いことに加えて、サプライヤーや運送会社からの収集が進まないためだという。

ラクスルの「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」は物流段階で排出されるCO2を「見える化」するものだという。同社が提供してきた配車管理システム「ハコベルコネクト」のダッシュボードに:

  • CO2排出量
  • 積載重量当たりCO2排出量
  • 案件数
  • 距離
  • 積載重量
  • 積載率

のデータが提供される。特に、CO2排出量以外のデータも提供するのは、現状把握の後、改善計画を立てやすくするためだという。今回のシステムは荷主と運送会社の双方に負担をかけずに見えるかすることによりSDGsのファーストステップを切るためサービスとしている点である。今後は、実際んお運送経路や渋滞状況などをドライバーに入力してもらい、配送案件ごとの正確なCO2排出量を計算することも可能になるという。

CO2削減は日本企業にとって早急の課題であり、他の物流業者も同様の取り組みに手をつけて日本の物流段階で排出されるCO2の削減に努めて欲しいところである。🗒🎁🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵

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