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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:コロナで広がる『共感』経営」から

2021.9.14  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:コロナで広がる『共感』経営」から

経営層と従業員、顧客との間に共感が必要と考えている

 コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)は、シリコンバレーの大手ICT企業の経営審が従業員、顧客との関係に「共感」が意外な流行り言葉となっているという。

○コロナ禍で個々の状況に応じて共感すべき

 カップ氏によれば、共感とは他人の感情や視点、経験を感じ取り、理解する能力だという。例えば、以下のようにシリコンバレーの大手ICT企業でも「共感」を会社のコア・バリューとして掲げているという:

  • Slack社:設立当初から「共感」を会社のコアバリューとしている。人のために何かをデザインすることは共感力が必要としている。社員はユーザーの立場で考え、製品を改善する方法を促している。
  • Microsoft社:ナデラCEOも共感が人をよりよいイノベーターにするとして共感をコアコンセプトとしている。イノベーションは現状を大きく変えることだけでなく、お客様の声に耳を傾け理解することからも生み出せるとしている。
  • シリコンバレーでは「UX(ユーザーエクスペリエンス)」やデザイン思考などエンドユーザーへの共感や理解に基づいた言葉を使うことが主流に。
  • エンパシーマップ:シリコンバレーで人気のあるツール。ユーザーの言動や思考、感情などを理解するためのもの。
  • 共感できる職場環境:労働時間を増やしても良い(77%)、給料を下げても良い(60%)という調査結果もある
  • シスコシステムズ:コロナ禍でリモーネワークでストレスを抱える従業員に共感を示すことも重要。アフターコロナでもこの傾向は続き、共感はここの状況に応じて考えなばならないと悟ったという。

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