【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:拡張された計測、どう認識するか」から
2021/05/16
2021..5.12 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:拡張された計測、どう認識するか」から
前世紀から計測の対象が生体に広がった
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、これまでの計測の対象が生体(人間)に広がった途端に結果を数値で表せない事例が増えたという。
◯計測情報のみならず社会的な認識との結合が必要に
山﨑教授は、前世紀から計測の対象が人工物から生体への広がり、結果を数値で表せない事例が増えてきたと言う。
計測は、センサーで得た情報を量の体系と照合し、対象を数値で記述してきた。量の体系とは数値により対象の大きさや状態を表す、世界で広く共有された体系である。計測結果の客観性を持たせるために、量の基準として世界共通の国際計量標準が定められている。
対象が広がった分、量の体系ではなく、我々が持ち合わせた知識の体系と対比し、対象の状態を「言葉」で記述する計測技術が増えたと言う。対象が人工物や自然であれば数値で表すことができるが、生体の複雑な系では困難であると言う。よって言葉で表現する方がわかりやすい。例えば、GPSでは計測結果は緯度と経度で示され、それ自身の地上の位置を認識できない。つまり、数値だけでは世界のどこの地域であるかはわからない。そこで社会システムの知識を援用して地名や道路などを活用して地図で示すことで、位置を認識できることになる。さらに、多くの複雑な生体情報を集め、人間が認識できるものに変換する必要があるが、客観性を持たせるために共通の知識体系の形成が必要となる。🎥🤖🥬🧅🚜💻✏️🏙🌾🍓😅🏃♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍🗻🇯🇵
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