【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:人の噂話と組織運営」から
2021/02/05
2021.1.29 日経産業新聞の記事「SmartTimes:人の噂話と組織運営」から
オンライン会議では食べ物のありかや敵への注意喚起で終始
コラムの著者 加藤 史子氏(WAmazing代表取締役社長CEO)は、ホモサピエンス(人類)の動物の多種とは異なる疑問に興味をもち、仕事から少し離れるために読んだ「サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ著)」が意外にも組織運営に繋がったことを語っている。
○仕事に無関係ではなかった「サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ著)」
「クマだって、アリだっていろんな種があるのに…。どうしてヒトはホモサピエンスしかいないのか。とても不思議で胡散臭い。自分たちが、唯一のヒトとは」、とホモサピエンス全史はこのような問い掛けから始まると、加藤氏は語っている。今回の読書は年末年始ぐらいは普段の仕事とは関係のない本を読みたかったからだという。
調べてみるとクマにもアリにも多くの種があることがわかった。なのにホモサピエンスは1種類。だが、5万年前には少なくとも6種類のヒトがいたらしい。なぜか、ホモサピエンスだけは生き延び、他の種は絶滅したのか。どうやらその要因は7万年前に起こった「認知革命」だったという。特にコミニケーション能力と大勢で共同作業をする能力が非常に高かったという。そのコミュニケーションは動物や昆虫にもある「食べ物のありかや敵への注意喚起」だけでなく、大勢で協力しあうとき、他人の嫌悪感や信頼、誠実性が気になることから、噂話や無数の人間との付き合いが重要になる。これがホモサピエンスでは発達していたから、生き延びられたという。
話は変わるが、スタートアップも「成長の壁」が人事的な社員構成と企業成長のアンバランスで組織内のコミュニケーションが滞り、経営陣と従業員に溝ができることで、成長を阻むものである。どうも、ホモサピエンスの勝ち抜いてきたところは、ビデオ会議で動物の如き「食べ物のありか(顧客のニーズ)」や「敵への注意喚起」に終始してしまうというところではななく、雑談や噂話の重要な情報があるようだ。👦👧📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎
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