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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:ギグワーカーの光と影」から

2021.1.12  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:ギグワーカーの光と影」から

「ギグ」は音楽用語で単発のバンドセッション

 コラムの著者 小松原 威氏(WiLパートナー)は、米大統領選と同時にカリフォルニア州でギグワーカーに対する国民投票が行われ、ウーバーやリフトで働くドライバーに対して個人事業主という法案が通ったことに興味をもち、ギグワーカーの社会的課題について述べている。

○ギグワーカーは社員なのか個人事業主なのか

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で2020年を振り返ると、自らの価値観が一変した人も多いだろうという。突然苦境に立たされた飲食・小売・サービス業界や、失業者の増加を見るにあたって、一つの会社で働き、そこからのみの収入を得るといったこれまでの常識が揺らぎ、リスクさえも感じる状況になった。さらに、リモートワークが増え、隙間時間が増大し、企業側も副業を認めることも拍車をかけて、携帯アプリを通じて単発の仕事を請け負うギグワーカーという働き方が米国でも広がっているという。

ひとつの会社に依存することなく、自分のライフスタイルに合わせた好きな時間に働ける自由さがギグワーカーの光、つまり魅力となっている。だが、やはり影の部分もあるという。ギグワーカーのセーフティーネットの脆弱性も浮き彫りになったという。収入は不安定で、有給休暇や長時間労働の規制はなく、けがや病気の際の補償もしない。先のウーバーのドライバーの労働環境も厳しいといえる。また透明性と流動性の高いインターネットでの労働市場では、働く側が優位ではなく、労働単価が低く抑えられがとでギグワーカーの貧困問題にもなっている。業務内容も、SNSのコンテンツ監視作業やウーバーのなりすましドライバーの防止のために顔写真の照合を行うなど、低賃金で働く「見えざる労働者」がさまざまな自動化サービスを支えているという。このような課題を解決しようと、自らの個性を生かしてサービスを作り上げることを支援するベンチャーも生まれつつあるという。この課題が各国で認識され改善されたところで初めて、個人の幸福を追求し、多様なライフスタイルが尊重されることになろう。まだまだ、道半ばである。🛠📰🚗🚘💰💴📖✈️😷💺💻⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🦠🇯🇵🇺🇸

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