【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:代替データは万能か」から
2020/11/02
2020.10.29 日経産業新聞の記事「WAVE:代替データは万能か」から
ウェイズコロナ時代で重要性がますます増している
コラムの著者 辻中 仁士氏(ナウキャストCEO)は、オルタナティブ(代替)データが新型コロナウイルスで政府統計など多くの経済仕様となる情報が手に入るにくい状況で話題になっていることとその活用の注意点について述べている。
○データ分析にバイアスの分析が要注意
新型コロナウイルスの感染拡大で自粛生活となったウィズコロナ時代では、政府の月例経済報告や日本銀行の展望リポート、新聞報道など多くの情報の発疹が厳しい状況である。伝統的な統計調査が依拠する訪問調査や紙ベースの調査が実質的に難しくなり、回答率の低下や公表スケジュールの延期などに追い込まれているのは課題であると、辻中氏は述べている。
これに対して、オルタナティブ(代替)データが注目されている。例えば、携帯電話やスマートフォンによる位置情報やクレジットカードなどの決済データ、POSデータなど様々な代替データが存在している。そこで、代替データで伝統的な統計情報の課題を解消ですることが考えられている。
では、オルタナティブ(代替)データは万能と言えるのか、と言えば、辻中氏によれば「万能ではなく、その活用には注意を要する」という。
例えば、位置情報はスマートフォンのGPSを活用する手法が一般的である。歓楽街や観光地の来訪者数の増減を見て、過度な外出自粛が発生していないか、「Go To」などの政策の効果検証などの観察が行えると思われる。しかし、この「来訪者数」が曲者で、GPSデータは、モバイルアプリの利用者が位置情報活用に同意した場合のみ情報が取得できるものである。よって、スマートフォンや携帯アプリの利用者自体が増減した場合、その影響は「来訪者数」に影響することになり、真の「来訪者数」とズレが生じる。この点を加味した分析や成形を行わないと、データは無用となる。これがバイアス問題で、こうしたバイアスにいかに付き合うかが、データサイエンティストの腕の見せどころとなる。🧭🗾📶😷🦠❤️🩺📈😷💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵
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