【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:人気でも生産減『あまおう』陰に重労働」から
2020/09/11
2020..9.1 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:人気でも生産減『あまおう』陰に重労働」から
生産者の高齢化と調製が大きな課題
コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、福岡県のイチゴブランド「あまおう」の増産を例に同様の果実生産の課題についてふれている。
◯最盛期には休日なしで毎日10時間以上の重労働
窪田氏によれば、イチゴブランドのあまおうの増産を福岡県が積極的に進めているが、生産は減っているという。その原因は、生産者の高齢化と収穫から調製まで重労働が強いられる現状にあるという。あまおう、「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字で命名されたという品種で、今も市場では人気でキログラム当たりの単価が2019年産まで15年連続して最高値を付けている。さらに、あまおうの「育成者権」を認めているのは福岡県内だけである。県としても、栽培システムのハード、ソフトともに努めているが、不思議なことに、生産面積と生産量は減る一方である。
理由は生産農家が減っているからである。福岡県としては単位面積当たりの収穫量を上げ、一戸当たりの栽培面積を増やすことでカバーしようとしている。ただ、課題である、イチゴの生産が労働負荷が高いことは解消されていない。一般的な土耕栽培では中腰姿勢での長時間作業で、収穫も管理も行う。さらに面倒なのは収穫後の調製で、一粒ずつ手作業でパックに詰めるという作業で長時間労働の要因である。少なくとも生産者には収穫までにして調製作業のアウトソーシングを考えパックセンターを作るなどを考えなばならない。あまおうに限らず他の果実も同じ生産の課題を抱えており、収穫や管理の軽減化、収穫後のパッキングセンターの充実が望まれている。🚜🍓😅🏃♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍🗾
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