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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:富岳を産業活用のモデルに」から

2020.8.12   日経産業新聞の記事「眼光紙背:富岳を産業活用のモデルに」から

速度競争だけでなく産業応用のモデル構築が重要

 コラムの著者は、理化学研究所と富士通が共同開発した国産コンピューター「富岳」が世界一となったことの意義について語っている。

◯事前にプログラムの検証も可能に

 批判的に米中よりも早くから次世代機にかかれたことが勝因だという厳しい指摘はあるものの、日本の技術力がまだ建材であることは誇るべきであろう。

さらに「富岳」は国家プロジェクトを支えるインフラストラクチャーであると同時に、いかに産業界に活用してもらうかといったミッションが実は重要だと言う。すなわち、計算速度での競争であれば、何れにせよ他国にも追いつかれる。しかし、産業活用のモデルを構築できれば、その価値は簡単には失われない。

コラムの著者は、兵庫県、神戸市、神戸商工会議所が設立した計算科学振興財団は富岳の技術を取り入れた富士通製の産業用スパコンを独自に導入し、1台1時間当たり数百円で貸し出すことを取り上げている。国内の企業、研究機関なら幅広く利用でき、自分たちで作成したプログラムが実際の富岳の上で動作するかを事前検証できるものである。産業用スパコンとはいえ、計算能力はたかく、富岳とともに利用して効率的に開発を進めることも可能である。

このような試みを広げて、産業応用のモデルとして構築できれば、実利的な性能を高めることも期待できる。完成したからといって終わりではなく、これからが本番である。♨️🏢😷🦠🗼💻🛠💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏🇯🇵🗻

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