【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:エシカル消費、自分事に」から
2020/07/14
2020.7.7 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:エシカル消費、自分事に」から
シリコンバレーではコロナ禍でよりライフスタイルの浸透
コラムの著者 小松原 威氏(WiLパートナー)は、以前から人権や社会・地球環境に配慮した消費行動をエシカル消費と呼び、持続可能なライフスタイルを進めてきたシリコンバレーでは、コロナ禍でさらに個人のライフスタイルに浸透し始めてきていると語っている。
◯巣ごもり生活で価値観や人生観の変化
巣ごもり生活で、満足のいく買い物ができず、消耗品も大切に使うようになり、在宅勤務で増えるゴミを見て、食品の無駄を無くして廃棄を減らそうとする。こういった価値観、さらに人生観に変化が起こったという人も多いという。さらに米国では黒人暴行死事件を発端とした抗議デモを見て、普段より、環境や人種差別といった社会課題を考えた人も多いだろう。
近年、人権や社会・地球環境に配慮した消費行動をエシカル消費と呼び、持続可能なライフスタイルを進めてきたシリコンバレーでは、コロナ禍で自分事になり、ライフスタイルに浸透し始めた。シリコンバレーでは、2017年にはすでにプラスチックのレジ袋は禁止され、2019年にはプラスチックストローも禁止となった。マイボトルも殺菌LEDを搭載したものや植物由来の人工肉ハンバーガーも全てシリコンバレーのエシカル消費の先進地域から生まれたものであるという。ちなみに、人工肉ハンバーガーは味覚も問題なく、通常のハンバーガーと比べて利用する土地面積・水の使用量・温暖化ガス排出量それも90%近く低いという。このような動きを小松原氏は次のように例示している:
- オールバーズのスニーカー(サンフランシスコ市):「世界一履き心地が良い靴」と評され、羊毛やユーカリなどの天然素材で徹底的に拘っている。ミレニアル世代から高い支持を集め、時価総額は1500億円を超えるという。
- テスラ:トヨタ自動車の時価総額を超えたが、すでに単なるEVメーカーではなくなっている。テスラモータースから社名を変更し、再生可能エネルギー会社として旗幟鮮明をはかった。そこにはEV以上にエネルギービジネスが大きくなるとの予想がある。
さらに株式投資もESG投資が急拡大しており、2,018年のESG投資残高は世界で約31兆ドルと2年前から34%増となっている。😷💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🦠🇺🇸
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