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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:青果物流通の改革に新勢力」から

2020.6.1  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:青果物流通の改革に新勢力」から

改正卸売市場法の施行でかわる青果物流通

 コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、6月下旬に改正卸売市場法の施行で始まる業界再編について語っている。

◯ICT活用で青果物の流通に変革してきた農業総合研究所が台風の目

 台風の目の農業総合研究所が今年度から量販店向けに卸売事業を始めるという。このエポックは、すでに、同総研が量販店にインショップ(テナント)を置いて、農家から集荷した農産物を委託販売する「農家の直売所」の事業を拡大しようとしているという。通常、JA経由だと3〜4日かかっていたものを独自の物流網で、わずか1日で店頭にだす。これによって鮮度の良さで消費者にアピールしてきた。農家はこれまでのJAの流通とは異なり、自らの判断で規格や価格などが決められ、販路も広がり、収入が増える。同総研は、全国規模で集荷場をつくり、売り上げも右肩上がりである。ただ、ここにきてインショップ式では売り上げの頭打ちが見えてきたため、事業を拡大する上で、量販店の棚をターゲットにした。

今回は全国規模の集荷場で農家の会員が増え、サプライチェーンが独自に構築できたことである。品切れなどを集荷場で平準化して量販店のPOSを活用することで、在庫と売り上げを把握し、適正な出荷量と品目の構成を自動的に算出できるようにした。量販店の売り場担当の経験と勘に頼らなくても発注できるようになる。これまでの堅固な業界に台風が近づいている。🍅🥬🍎🍊💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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