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2020.6.4   日経産業新聞の記事「眼光紙背:求むデータ・サイエンティスト」から

「ファクトフルネス」の時代

 コラムの著者は、昨年末、全世界で注目された「ファクトフルネス」(ハンス・ロスリング他著)が副題でも表している「賢い人ほど世界の真実を知らない」の視点でコロナ禍でワークスタイルを再考している。

〇専門家の思い込みではなくデータに基づいて新しい世界や認識に到達すべき

 コラムの著者によれば、著書「ファクトフルネス」が述べるのは、データを分析し、そこから導かれる世界や認識をWith コロナの今、活用すべきだという。

ファクトを得るためにも、大量のデータから有意な分析を行う必要があり、データ・サイエンティストの出番となる。その手法は、AI(人工知能)を用いる。例えば、タクシー会社がAIを利用して、客を拾いやすい時間と場所を分析して配車するといったものである。一方、米国では雨が降るとケーキよりパイを好み、風が強い日は、温めるだけですぐ食べられる即席の「TVディナー」(一人用の冷凍食品)が好まれるという。この繋がりは一見してはわからない。ただ、ファクトがあるだけである。

日本では個人情報の保護が優先され、ビッグデータの積極的利用は米国よりも遅れている。コロナ禍で働き方改革が加速され、物理的なスペースであるオフォスの需要が減り、代わってビッグデータを蓄積するビッグデータ・バンクが重要となろう。専門家の思い込みよりもデータやファクトを集め、解析することデータ・サイエンティストがますます必要となってくる。🛂🌸❤️🦠😷🎡🧺😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵🇺🇸

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