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2020.6.5   日経産業新聞の記事「眼光紙背:コロナが問う起業家の行動力」から

大災害がインターネットの世界を広げてきた

コラムの著者は、ヤフーの小沢隆生COOの言葉を借りてコロナ禍が大きな変化を呼び、起業家は行動を起こすべきだと語っている。

〇コロナ禍を技術の進化につなげる図太さが必要

 コラムの著者によれば、小沢氏はとある若き経営者候補のオンラインセミナーで、

「僕は、1994年にインターネットが絶対に来ると思った。コロナ禍は当時に相当する、すごい変化だ。ここで行動が起こせるか?」

と強調したという。

確かにインターネットは20世期の終わりに世界に普及し、人々の生活を変えてきた。その節目が、ちょうど、人々に不幸をもたらした天災とは無縁でないことがわかる。

1996年1月の阪神・淡路大震災では、企業向けインターネットプロバイダーであったIIJが立ち上げた安否掲示板が注目を浴びた。誰にでも開かれたネット空間に膨大なデータがもたらされた国内最初の事件であったという。2011年東日本大震災をきっかけに開発されたのがLINEである。これは知っているもの同士がやり取りする閉じた空間の居心地が多くの若者に受け入れられた。いずれも起業家の行動力が問われる時であった。

では、コロナ禍はどうか。すでに進んでいるのが「ネットとリアルの融合」であろう。遠隔診療、遠隔授業や在宅勤務でのビデオ会議などもこの事例である。個人が主役のD2Cと呼ばれる、EC(電子商取引)も注目されている。非接触技術もキャッシュレス決済などを進化させる。コロナ禍は人類未曾有の不幸である。しかし、技術の進化に結びつける図太さが今こそ必要であろう。🦠📃✒️😷🎡🧺😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵

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