【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:知財、危機管理の視点で見直し」から
2020/05/27
2020.5.25 日経産業新聞の記事「トレンド語り:知財、危機管理の視点で見直し」から
ポストコロナを見据えて知財の最大限活用を
コラムの著者 橋本 虎之助氏(橋本総合特許事務所長、弁理士)が、新型コロナウイルスで企業経営で危機管理をリスクマネジメントとクライシスマネジメントの観点から留意点について述べている。
◯平時より危機管理を
新型コロナウイルスの拡大で経済への影響が大きい。こうした状況下で、企業では、BCP(事業継続計画)への意識の高まり、サプライチェーン、バリューチェーンなどの見直しが目立ってきたと橋本氏は感じている。こうした動きは、知財分野にも及んできており、厳しい経営環境の中で危機に直面し、自社の知的財産の取り扱い、特に中小企業の経営者からの相談が増えたという。
平時と非常時では、当然対象の環境は大きく異なる。さらに、非常時の逼迫した状況では冷静な判断ができず後悔することにもなりかねない。それだけに平時より、危機を見据えた危機管理を構築しておく必要がある。
知財の危機管理として橋本氏は、
- クライシスマネジメント:「危機」が発生した場合の管理
- リスクマネジメント:「危機」を予防するための管理:「自社の知財」のプロセスの見直し
の両面から考えておくことだという。そこで、「自社の知財」のプロセスの見直しについてはさらに、PDCAのマネジメントサイクルによって、
- 事業・知財のリスクを洗い直す
- 知財のリスクのレベルを分析する
- 知財のリスク対応の優先度を決める
- 知財対策を策定、実行する
- 知財対策を見直。この時「顧客視点」と「自社視点」で見直す
となろう。もちろん、危機管理の策定、実行には権限、責任を明確にし、経営者はリーダーシップを執り、スピーディに決断、実行しなければならない。
今後、コロナ禍後でも自社の知財を戦略的に最大限に活用して危機を乗り越える必要があろう。📶🛒🛍🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏📂🌍🇯🇵
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