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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:ガラパゴス品種が日本の武器」から

2020.2.18  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:ガラパゴス品種が日本の武器」から

日本の農業知財は海外で展開できる

 コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、国内での食産業がこれ以上成長が見込めないところ、農業関係者が目を向けるのは海外市場だという。

◯イチゴと胡蝶蘭で勝負

 日本は人口の減少と高齢化で食産業も構造改革が求められ、海外展開が重視されているという。単純には輸出の促進と思われるが、実際は政府の公表ほど伸びていないのが実態だという。

本当に推進すべきは、日本市場も含めた海外でのバリューチェーンの構築だという。そこには日本企業の支援や生産がある。

そこでキーとなるのは、効率化で必要とするデータとガラパゴス品種であると窪田氏は指摘する。海外の栽培環境でも安定した生産を行うことに必要なデータで、栽培には、IoTを駆使したハウス栽培などのデータが使われる。さらに、日本独特の品種の投入も売れるために重要である。

窪田氏が紹介している中村商事も、IoTでのデータ分析、現地でのコンサルティングだけでなく、日本固有の品種を逆輸入することも念頭にいれている。事例のイチゴは海外では大粒で甘い品種は珍しく、海外で安価に供給できる。そこを商機とみた同社は現地の栽培関係者の指導、人材育成までも行っている。イチゴ以外に胡蝶蘭や日本独特のガラパゴス品種はまだまだ存在し、今後の成長が」期待できるという。🌼🍓🤖🛠💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:課題山積のフリーランス保護」から

2020.2.17   日経産業新聞の記事「眼光紙背:課題山積のフリーランス保護」から

雇用されて働く形態が前提の現行法とルール

 日本政府の未来投資会議(議長・安倍首相)はフリーランスなど「雇用されない働き方」を後押しする環境整備を、新たな成長戦略の1つに加え、就労形態の多様化に対応するという。コラムの著者は、そこでの課題について触れている。

◯就労形態の多様化で迫られる課題解決

 コラムの著者によれば、これまでの労働関係の法律、制度やルールが、雇用されて働く形態を前提にしていることから、深く広範な議論が必要だと説いている。

人工知能やロボットの普及で今後定型業務をはじめとする様々な仕事が自動化されていく傾向にある。企業の雇用削減が進めば多くの人材が独立自営の働き方に転じることになろう。企業から仕事を請け負う人も今でも少なくない。雇用されずに働く人はたちの保護や支援の再検討は必須である。

未来投資会議では、

  • 企業による「優越的地位の乱用」の防止
  • 代金支払いの遅延の防止
  • 契約のルール整備
  • プラットフォーマーを介して仕事を受注する人の保護
  • 独立自営者のセーフティーネットの強化
  • 労働災害保険、育児休暇、出産休暇と社会保険の整備、給付金の検討
  • 企業側のハラスメントの防止

などの議論を始めるという。まだまだ課題山積ではあるが、日本の成長性を維持するには解決を1つ1つしていく覚悟が必要だ。🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新型肺炎、だぶつくLNG」から

2020.2.14   日経産業新聞の記事「眼光紙背:新型肺炎、だぶつくLNG」から

中国の新型肺炎の感染拡大が消費を冷やす

 コラムの著者は、今回の新型肺炎の感染拡大が意外にもエネルギー分野に飛び火することについて懸念している。

◯国内電力会社が売るに売れない安値の液化天然ガス(LNG)

 コラムの著者によれば、新型肺炎の影響がLNG市場にも影を落としているという。拡大する需要の牽引役であった中国が消費にブレーキをかけるのではないかという懸念である。

しかも、供給過剰感でこのところ、日本着の平均LNG価格がアジアのスポット市場では約3分の1という安値である。さらに原子力発電所の再稼働、太陽光発電の拡大、暖冬などでLNGの消費が減少しているという。苦しいのは電力会社で、長期契約に基づいて決まった量を引き取る必要があり、転売しても、安値で逆ザヤになり損失が生じる。取引量が大きいほどこのリスクは大きくなる。🚢🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:3人制バスケ、生産性向上のヒント」から 

2020.2.14  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:3人制バスケ、生産性向上のヒント」から

3人チームの強みを生かそう

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、組織活性化の一環として三人チームによる業務改革を東京五輪で新種目として三人制バスケットボール「スリーバイスリー、3X3」に擬えて提案している。

◯米国心理学者の論文にも「三人寄れば文殊の知恵」を実証

  関沢氏は、東京オリンピックの新種目、3X3 は、五人制バスケットボールとは異なり、全てがスピーディーだという。まず試合時間は10分間、先に21点を取れば勝利。チームと共に個人ランキングで順位を決める。世界中の都市で誕生した三人制バスケットボールだが、これは日本社会の活性化につながると関沢氏は指摘している。

日本のことわざ、「三人寄れば文殊の知恵」を2006年米国の心理学者が証左したという。三人以上のチームの業績は、優秀な個人の業績に勝るという。2人制だと個人に負けることもあるが、4から5人制では3人制と結果は変わらないという。つまり、3人制が安定して強いという。そこで、この点に着目し、関沢氏は「三人制ジャパン」を提案している。

3人であれば、3つの強みがでるという:

  • 「専門融合」:専門を張り合わずに、全員が当事者として一体化できる。
  • 「集個共存」:3人制バスケットボールと同様に集団としても評価できるし、個人の能力も見やすい
  • 「異質活力」:外国籍の人やAIを加えてダイバーシティを上げ、異質なところによる活性化ができる

店舗の効率化が必要な金融機関や新技術の開発を進める製造業、人が増やせない公官庁など、大体にチーム構成を減らすて挑戦することも可能である。⛹️‍♀️🏀🛠🎓🏢🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国の地位揺るがす新型肺炎」から

2020.2.13   日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国の地位揺るがす新型肺炎」から

中進国に地位を上げたが先行き不透明

 コラムの著者は、新型肺炎の影響でようやく中進国に地位を浮上させた中国の先行きに不安を与えていると語っている。

◯サプライチェーンにおける地位を大きく下げる可能性がある

 コラムの筆者によると、中国は一人当たりのGDPがほぼ1万ドルと中進国のトップに躍進し、人口14億人を抱え成長率6%を維持するには課題が多くあるという。

  • 過剰債務の積み上げ
  • 政府の補助金
  • 知的財産権の盗用
  • 新型肺炎の初動での情報統制

など中国の経済発展のモデルがサステナビリティー(持続可能性)に対して疑義が噴出してきている。となれば、セメント、鉄鋼、家電、スマートフォンなどの多くの分野で世界の工場を担ってきた中国の地位も危うい。米国は貿易戦争で、対中依存度を下げるために拠点を変えようと躍起である。

サプライチェーンは中国から、台湾、東南アジア諸国に移動し、価格競争はさらに拍車がかかる。オンリーワンのグローバルニッチの分野に特化しつつある日本企業は優勢となるのであろうか?💹🏢📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵🇨🇳🇺🇸