【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:パン用小麦増産へ『産地品種』申請」から
2020/02/01
2020.1.30 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:パン用小麦増産へ『産地品種』申請」から
品種を選び需要にあった作付けをおこなう
コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、いまや米を抜いて主食で最も大きくなったパン食の生地になる強力粉の原料、小麦について語っている。
◯小麦の国内自給率をあげる効果も
窪田氏によれば、農協を経由せず小麦を出荷できるチホク会(北海道十勝地方で小麦を生産して出荷する事業協同組合)は取扱量で国内最大級であるという。そのチホク会が農林水産省に超強力粉となる「みのりのちから」を産地品種銘柄に指定してもらうため申請をした。
この品種「みのりのちから」は農研機構が開発したもので、すでに産地品種銘柄になっている品種「ゆめちから」も同機構の開発によるものである。「ゆめちから」は収穫量が安定している秋まき品種で強力粉として使えるとして全国の製パン業者に受け入れらている。
ただ、「ゆめちから」の弱点として、収量は安定しているが量が少ないところである。もちろん品種改良も期待できるが結果が出るのは長期間となる。そこでチホク会はすでに品種登録済みで秋まきであり、収量が10から15%の増加が見込める「みのりのちから」を選んだ。ただ、これまでは産地品種銘柄ではなく、作付けしても農家は国からの交付金が受けられない状況にある。これでは増産にならないので、今回の申請となった。この申請で増産が進めば、自給率を押し上げるという国策にもつながるという。🍞🌸💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🚜
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