【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:ヒット商品の分析、2つの思考、重要に」から
2020/02/11
2020.2.7 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:ヒット商品の分析、2つの思考、重要に」から
変数思考とセット思考
コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、新製品をヒットさせるための方策について語っている。
○ヒット商品が支持される理由を分析
横山教授によれば、大きな需要拡大が見込めない経済状況で、新製品を売り出してヒットにつなげるのはかなり厳しい状況だという。中には新製品ではなく、既存のヒット商品のバリエーションを増やす方が無難な戦略になってしまう。
そこで考慮すべきなのは、顧客になぜ顧客に受け入れるのかを慎重に考えるところから突破口をみいだすこともあると、横山教授は示唆している。
まず、新商品を評価する方法に問題があるという。ほとんどが、対象商品を単体で顧客が評価してスコア化する方法には、顧客の利用シーンが考慮がなされていないところに限界があるという。横山教授はワインを例にとって説明している。ワインの場合は、
- マーケティング・リサーチでは:単体の味や風味で評価
⇨変数思考:味の評価+風味の評価+…=満足度となる
- 生活者の実感:チーズやナッツなどと一緒に楽しむ
⇨セット思考:どのような食事とマリアージュ(相性)が良いか。ワインと料理のパフォーマンスが満足度となる
ということは、マーケティング・リサーチだけにたよれば、セット思考の満足度を顧客に伝えることができなくなり、逆に単体のスペックをあげれば、セット思考としては組み合わせの「妙味」が失われ顧客に評価されないこともあるという。🎁🎓🏪🚚📦💡⚡🌍🏪🍷🍽
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