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2019年10 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:懸念は消費増税より貿易戦争」から

2019.10.3    日経産業新聞の記事「眼光紙背:懸念は消費増税より貿易戦争」から

外需に頼る日本経済では貿易戦争が最重要課題

 コラムの著者は、10月からの消費増税が話題だか、多くのエコノミストも前回の引き上げよりも駆け込み需要は弱く、これを要因とする以上に懸念なのが、米中貿易戦争であるという。

◯自由貿易体制の維持、貿易戦争の解決に努力すべき

 消費税率が10%と10月から上がった。多くのエコノミストは、「大きな消費の落ち込みはない」というのが平均的な予測だという。

一方で最大の景況感に影響を与えるのは、米中貿易戦争である。中国での生産が世界の輸入品で大部分であることから製品の値上がりは確実になる。この反動が米国での物価高を招き景気を冷え込ませる要因となるかもしれない。この冷え込みが世界的な景気の後退に直結する可能性がある。日本の多くのシンクタンクでは、日本経済はすでに後退局面を迎えているという。人口減少、高齢化で経済成長は内需よりも外需に依存する度合いが高まっている。

消費増税対策も重要だが、貿易戦争の早期解決、自由貿易体制の維持が重要で、日本政府は日米貿易協定に続き、速やかに東アジア地域包括的経済連携(RCEP)合意にも最大限努力することが求められる。 

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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:16歳の高校生に及ばぬ政治家」から

2019.10.2    日経産業新聞の記事「眼光紙背:16歳の高校生に及ばぬ政治家」から

世界版流行語対象候補のフレーズ「How dare you!」

 コラムの著者は、ニューヨークの国連本部で開催された「気候行動サミット」でスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが繰り返した台詞、「How dare you! (よくもそんなことが言えたものね)」を取り上げ、日本の新環境相の言動と比較している。

◯スェーデンの高校生で環境活動家と日本の新環境相

 物議の中心にあるグレタ・トゥンベリさんの発言で、

「あなたが話すことができるのはお金と永遠の経済成長のおとぎ話だけでしょう」

とその場にいなかった世界を動かす各国首脳に辛辣な批判をしたことにある。アスベルがー症候群を患い、病を押して活動する彼女にツイッターで皮肉ったトランプ米大統領もその一人である。トランプ擁護派とされる米FOXテレビのコメンテーターがグレタさんを侮辱する発言をしたところ、逆に批判を浴び、同局は謝罪を余儀なくされた。

同サミットに出席した小泉次郎環境相の発言は、

「気候変動のような大きな問題に取り組むのは楽しくクールでセクシー」

と記者会見で物議を醸したという。この2者の発言、どちらが政治活動であるのか。🌿📺📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🇺🇸🇯🇵🇨🇳🇸🇪


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:焦がし料理、男性・子供好みの味、人気」から 

2019.10.2 日経産業新聞の記事「トレンド語り:焦がし料理、男性・子供好みの味、人気」から

人気の「焦がしにんにく」

 コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)が、このところの家庭の味ブームで「焦がし料理」について考察している。

◯大手食品メーカーも参入

 粟飯原氏によると、この秋注目の料理法が「焦がし料理」であるという。この数年、

  • 焦がし醤油
  • 焦がしバター
  • 焦がしキャラメル
  • 焦がしかき氷

まで登場した。この焦がし料理を家庭で楽しもうというトレンドがあるという。料理ブログの8月に実施したアンケートによると、家庭で作ってみたことのある焦がし料理は

  1. 焦がしにんにく(60%)
  2. 焦がしバター(59%)
  3. 焦がしネギ(52%)

という結果で、約90%が「焦がし料理を作ったことがある」という。

1位の焦がしにんにくについては、食品会社や飲食店で人気なのが「焦がしにんにく」風味、ラーメン、チャーハン、鍋つゆであるという。パンチのある味わいが好きな男性や子供たちに向けてヒットしているという。チューブタイプのにんにくの普及も後押ししているという。しかも同サイトのアクセスも昨年の4倍になったという。さらに食品メーカーが焦がしにんにくを使った冷凍チャーハンなども大人気で、さらに今夏、チューブタイプの焦がしにんにくも発売、家庭での幅広いメニューを狙って投入している。さらに焦がし味噌も計画中とのこと。ますますバリエーションも増えそうだ。🍜🍳🥄🍽💻📺🏢💡⚡️💻🌏happy01📂🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:輸出で稼げなくなった日本」から

2019.10.1    日経産業新聞の記事「眼光紙背:輸出で稼げなくなった日本」から

官民協働で稼げる新市場の開拓が急務

 コラムの著者は、財務省の貿易統計と法人企業統計などを分析し、このところに日本の輸出が稼げない事態になっていること、これをカバーする新市場の開拓が必至であることを指摘している。

◯全世界的に輸出が減少

 日本の輸出が苦戦している事実が、財務省の貿易統計に現れているという。昨年12月から9ヶ月連続で前年割れとなっており。今日の日本は輸出で稼げる経済ではなくなってきた。その影響が生産や設備投資に抑制的に働くようになっているという。

日本の競争力の低下を指摘する人もいるが、昨年来の米中貿易戦争や政治的な摩擦により、実質世界輸入は、オランダ経済分析局に拠れば、今年6月時点で前年比1.4%の減少で中国の不振がアジアから世界に波及している。世界貿易は昨年10月をピークに以来減少傾向にある。WTOも世界貿易予測指数は今年7から9月も減少だという。

この減少の穴埋めには内需の拡大があるが、法人企業統計では、今年4から6月に企業が支払った人件費がついに昨年比減少となった。所得から支出への前向きな循環は崩壊しつつあり、そこへ消費増税で当面の個人消費の拡大は望めない。当面は財務出動でしのぎ、官民協働で新市場の開拓が必要な状況である。🛳✈️🎓💻📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🇺🇸🇯🇵🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:イノベーション阻む想像力の貧困」から

2019.9.30    日経産業新聞の記事「眼光紙背:イノベーション阻む想像力の貧困」から

予算規模以前にビジョンや想像力の不足

 コラムの著者は、日本政府が「ムーンショット」計画として破壊的イノベーションを生み出そうとしているが、その予算規模や中身について少々疑念を持っているようだ。

◯「ワクワク感」があるか

 政府の計画では、年内に10テーマを選定し、5年で1000億円を投じるという。7月末の時点で、25テーマが公表された。しかし。すでに批判の声も多く上がり、計画の内容もあまりにも「ショボい」という。

元祖ムーンショットのアメリカのアポロ計画では、一時期国家予算の約4&も投入し田という。日本の計画はこれに比べてはるかに小さい。

金額以上に見劣りするのが、ビジョンや創造力であるという。達成目標は概ね20年から30年先。だが、何を目指しているのか具体的なイメージが描来にくいものも多いという。

アポロ計画には「人間が月面に降り立つ」という具体的なイメージがあり、そのビジョンの明確さから多様な技術、人材の求心力をえた。それが、イノベーションを牽引し、社会や幅広い波及効果をもたらす原動力になった。

日本のテーマ候補を見てワクワク感があるか。資金以上に未来のビジョンを描く創造力の貧困が問題ではないのか。🌛🚀🎓💻📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🇺🇸🇯🇵