【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:輸出で稼げなくなった日本」から
2019/10/03
2019.10.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:輸出で稼げなくなった日本」から
官民協働で稼げる新市場の開拓が急務
コラムの著者は、財務省の貿易統計と法人企業統計などを分析し、このところに日本の輸出が稼げない事態になっていること、これをカバーする新市場の開拓が必至であることを指摘している。
◯全世界的に輸出が減少
日本の輸出が苦戦している事実が、財務省の貿易統計に現れているという。昨年12月から9ヶ月連続で前年割れとなっており。今日の日本は輸出で稼げる経済ではなくなってきた。その影響が生産や設備投資に抑制的に働くようになっているという。
日本の競争力の低下を指摘する人もいるが、昨年来の米中貿易戦争や政治的な摩擦により、実質世界輸入は、オランダ経済分析局に拠れば、今年6月時点で前年比1.4%の減少で中国の不振がアジアから世界に波及している。世界貿易は昨年10月をピークに以来減少傾向にある。WTOも世界貿易予測指数は今年7から9月も減少だという。
この減少の穴埋めには内需の拡大があるが、法人企業統計では、今年4から6月に企業が支払った人件費がついに昨年比減少となった。所得から支出への前向きな循環は崩壊しつつあり、そこへ消費増税で当面の個人消費の拡大は望めない。当面は財務出動でしのぎ、官民協働で新市場の開拓が必要な状況である。🛳✈️🎓💻📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️🌎🇺🇸🇯🇵🇨🇳
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