【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:100年前、英語で大学試験」から
2019/07/24
2019.7.18 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:100年前、英語で大学試験」から
大学への進学率が数パーセントであった当時
コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、その恩師の遺品を整理する中で、100年前の大学試験が日本語ではなく英語で行われたことを発見し、その背景について述べている。
◯多様な教育レベルと目的のあった中で基礎教育をどう進めるかは課題
円山氏が所属していた東北大学流体科学研究所の初代所長、沼知福三郎名誉教授の遺品を整理したという。遺品の中から、1918年の試験問題が見つかった。その問題は機械工学分野で現在の流体力学という科目であったという。今では、ほとんどの機械工学の大学生が学んでいるものである。
見つかった問題は、どうやら沼知教授が「過去問」を書き写したもので、鉛筆で丁寧に全て英語で書かれていたという。問題のレベルは高く、今の現役大学生に解かせても正解の割合はそれほど高く無いというものである。100年前の試験問題がなぜ英語であるのかは、最先端の工学であった工学に関する日本の教科書が少なく、英語やドイツ語を使って講義していたかもしれない。
当時の大学進学率はわじか1%。現在の進学率は81%で、大学に対して多様な教育レベルと目的をもった学生がいる。こういった中での基礎教育は、どうあるべきかを考えさせられるエピソードである。🔧💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🇯🇵🏫
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