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2019.6.27   日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルに挑むメディア企業」から

公共性の疑義はあるが枠を超えねばいきのこれないデジタルの時代

 コラムの著者は、プラットフォーマーからの追い上げが厳しい欧米で、ドイツのアクセル・シュプリンガーの決断について述べている。

◯7割を超えるデジタル関連事業からの売上

 ドイツのメディア大手アクセル社は、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に身売りするという。一見、デジタルの大波に飲み込まれたように見えるが、実態は、グーグルと真っ向から勝負するために、株式を非公開にして長期戦に備えようとする動きである。

勝負はニュース記事ではなく、広告で、クラスファイドアドと呼ばれる、求人や不動産売買などの広告である。日本で言えば「3行広告」である。今回までアクセル社は多くのデジタル関係の事業を買収して手に入れ、売上高の7割も占めるに至っている。確かに、投資ファンドを親会社とする点でメディアの公共性については疑問があるが、もうメディアとしての枠を超えねば生き残れないというのは本音であろう。📰🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇩🇪

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