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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:カルピス、進化する100年ブランド」から 

2019.7.10  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:カルピス、進化する100年ブランド」から

絶えず消費者とのコミュニケーションで幅広い年代に適した商品を投入

コラムの著者 小林 仁氏(食品マーケティング研究所所長)が、アサヒ飲料の「カルピス」が誕生して今年7月で100年を迎えることからその背景について述べている。

○創業者三島海雲が4つの本質的価値

  カルピスの誕生は、創業者の三島氏が旅行先のモンゴルで体調を壊した時に遊牧民が作っていた「酸乳」を飲んで元気をとりもどしたことがきっかけとなった。乳酸菌発酵の力を実感した体験をヒントに「カルピス」を開発し、1919年7月7日に日本初の乳酸菌飲料として発売した。

多くの人にこの商品が愛されるのは、三島氏が定義した4つの本質的価値があるという;

  • おいしいこと
  • 滋養になること
  • 安心感があること
  • 経済的であること

であった。その後絶えず消費者とのコミュニケーションを怠らず、それらの声から幅広い世代に適した商品を投入し続けた。これが多くのファン層を作った。

今は、水で割って飲むコンク(濃縮)タイプと「カルピスウォーター」に代表されるストレートタイプがある。現在は後者が売り上げの主力であるという。コンクタイプは料理への応用を提案し老若男女に支持されている。ここ数年は大人用に開発された商品が好調である。2017年には機能性表示食品「カラダカルピス」は中高年の男性に支持を得ている。ますます、ブランドに磨きをかける同社である。🍼🍹🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🇯🇵

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