【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:デザイン思考、顧客要望の核心把握」から
2019/06/04
2019.5.31 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:デザイン思考、顧客要望の核心把握」から
イノベーション創造のためには顧客との共感が起点
コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、ミャンマーの調査を行い、そこでの各種プロジェクトから現地の民主化、産業の発展について語っている。
○新製品開発のプロセスに酷似
三浦教授によると、デザイン思考を取り上げたのは米ポロアルトに1991年デビッド・ケリー創設したデザインスタジオ(IDEO)であるという。
デザイン思考は、以下の5段階を循環的に行うもので、
- 共感(ユーザーインサイトの把握)
- 問題設定
- 創造(アイデアの創造)
- プロトタイプ(考えるために作る
- テスト(ユーザーからのフィードバック)
で、普通の新製品開発のプロセスに酷似している。三浦教授によれば、3以降は非常によく似ているが、デザイン思考では、1の段階が特徴的で、ここで、シーズベースではなくニーズベースで始まる
ところである。デザイン思考では、最初の消費者との共感が最も重要視される。徹底して顧客のインサイトを把握すること、つまり顧客視点で考えることがデザイン思考の1番のポイントである。この影響によるのか、三浦教授によると、カスタマーコンピタンスやユーザーイノベーションの議論に」広がっているという。
自社のことは知り尽くしている企業家にとって、イノベーション創造のためには未知の顧客との共感が起点になるとデザイン思考では教えている。💻🏢⚡️📖🎓🔎🌏🏨
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