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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:りんごケーキ、三方良しで紅玉復活」から 

2019.5.15  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:りんごケーキ、三方良しで紅玉復活」から

栽培農家、販売店、消費者が喜ぶりんごケーキ

コラムの著者 栗坂 秀夫氏(パシフックデザインアソシエーツ代表)がとりあげたのは、パイナップルケーキで名高いサニーヒルズジャパンの「りんごケーキ」で、消費者までも含めた三方良しの背景について語っている。

○菓子加工用に特化

  かつては日本一のリンゴの生産地である青森県では紅玉が主力であったという。今はふじやジョナゴールド、つがるといった後発品種に押され、栽培面積も大幅に減っているという。

りんごは栽培過程が手間がかかかり、農家は単価が高く消費者の需要が多い品種に移行するのは市場原理では当然であろう。逆にかつての主力紅玉リンゴは、単価が低く用途が限られ減少傾向にあるといえる。ただ紅玉は強い香りと酸味があることで加工用として欠かせないという。 そこで加工用としても用途開発が注目される。

紅玉リンゴに目もつけたのが、パイナップルケーキで名高いサニーヒルズジャパンで、日本限定であるものの試行販売を通じて消費者の需要の手応えを感じたところから、契約農家と商品開発をすすめた。収穫での手間を大幅に削減し、固定の大口注文などリンゴ農家が潤うことを目標としている。

同社のりんごケーキは青森産紅玉りんごを材料にし日本限定販売。独自の製法でリンゴを低温で時間をかけ煮詰め、フレッシュな甘酸っぱさと歯ごたえの良さを閉じ込めた味覚を作り出し、リンゴ本来のうまさをいかしたものを目指している。りんごケーキは栽培農家と、それを使って菓子を販売する同社に利益を与え、消費者には味と食感で喜ばすという「三方良し」を実現させたという。🍎☕️🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🇯🇵🍰

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