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2018.12.28  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:稲作にアグリテック活用、おにぎりのうまさ引き出す」から

稲作から店舗経営まで結んだバリューチェーン

 コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)がアグリテックを活用した秋田県の稲作地帯を巡回しながら、大仙市にある農業法人「RICEBALL」を取り上げている。

◯ICTを活用した農業法人

  同法人は、大仙市に70ヘクタール以上の水田で米を作りながら東京と兵庫で計7軒のおにぎり屋を営業しているという。飲食店まで手がける農業法人は珍しいという。

店で使う「あきたこまち」は全て自社製。米穀選別機で2ミリメートルという大きなふるいにかけるので歩留まりは悪い。しかし、おにぎりにしたとき冷めても美味しさが異なるという。さらにICTを活用して、収穫時のタンパク質含有率が6%以下の米だけを原料にしている。この手法は独特で、クラウド型の農業支援サービスに対応したコンバインを活用。さらにその情報をオペレータと事務所などでクラウドで共有し、最適な収穫順序を支持しながら品質と効率化を図っている。まさに、収穫から店舗までのバリューチェーンを確保しているからこそできることと言えるが、店舗の役割も、企業の食堂などにも卸すことまで考えている。🗻📖⚡️🌏happy01🌏💡🌾🍙

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