【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:井深大氏のスタートアップ精神、新技術主導で新製品創出」から
2018/12/12
2018.12.7 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:井深大氏のスタートアップ精神、新技術主導で新製品創出」から
創業精神、未だ健在
コラムの著者 志村 氏(東海大学教授)は、近年のビジネスキーワードであるスタートアップ企業を取り上げ、戦後の東京通信工業(現ソニー)に受け継がれている創業精神について述べている。
◯創業当時から崇高な目標
最近のビジネス用語でよく使われる、スタートアップ企業、あるいはベンチャー企業で第二次世界大戦の終戦戦後の代表格は東京通信工業(現ソニー)である。
1946年設立にあたって社長の井深大氏は、趣意書を自らまとめた。その内容は;
-
真面目なる技術者の技能を最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
と綴っている。もうこの時に進取で崇高な目標を掲げていたという。ブランド名、ソニーも音を意味する、sonicの語源であるラテン語、sonusに坊やの意味のsonny を 掛け合わせたという。
さらに、井深氏は、企業存立の一大目的を;
- 企業としては小さいが、大企業に負けず劣らず愛される製品を創り出していくこと
に格別の意義を見出していたという。
米国ベル研究所がトランジスターを発明し、まもなく同所の製造部門、ウェスタン・エレクトリック社から知的財産権の外部譲渡が始まると井深氏は率先して交渉し、高額の対価を支払って国内生産に乗り出したという。せいぜい、先方は応用を補聴器止まりと言われたが、誰もがやらないものをうちはやると言って決意を示したという。
現在まではまさに紆余曲折があったが、自動運転では不可欠なCMOSイメージセンサーの開発では先行している。多くの企業が半導体は外板が多い中、ソニーは自社製にこだわり、創業精神を受け継いでいる。🔧🏢🏠🎓📖⚡️🌏
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