【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:半導体の巨星、西沢潤一氏、愛国者ゆえの批判」から
2018/11/15
2018.11.9 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:半導体の巨星、西沢潤一氏、愛国者ゆえの批判」から
日本的研究開発風土への批判
コラムの著者 志村 幸雄氏(技術評論家)は、東北大学学長などを務め文化勲章受章者である半導体の巨星である西沢潤一氏について語っている。
◯「異端」の紹介に「独創開発」で応えた
志村氏が西沢潤一氏の訃報に触れ、まさに半導体の巨星落つの感慨があったという。同氏の紹介文には「異端の電子工学者」といった、やや正確さをかけるものが多いという。「異端」というのは、同氏は日本の研究開発風土を批判し、独創開発を重んじたことから、「正当な」風土からは批判者としか映らなかったからかもしれない。
同氏は、現在の光通信の3大要素技術である、発光素子である半導体レーザー、光ファイバー、受光素子などの知財を同氏は特許を取得している。しかし、惜しいかな国内特許だけで外国に特許を出願する費用がなかったという。だから、この西沢氏の不満は、日本的研究開発風土に向けられたという;
- 「米国のやったものには飛びつくが、日本人の成果には正当な評価を与えない」
- 「日本企業は外国企業には金は払うが、日本人の成果には払いたがらない」
- 「日本には研究の独創性とかユニークさを評価するシステムがない」
という批判、あるいは不信というほかない。西沢氏は憂国者であり愛国者であると、コラムの著者 志村氏は指摘している。🔬🔧🏢🏠🎓📖⚡️🌏🇯🇵