【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:英のEU離脱、深まる混迷」から
2018/07/02
2018.6.28 日経産業新聞の記事「眼光紙背:英のEU離脱、深まる混迷」から
北アイルランドでの矛盾
コラムの著者は、イギリスのEU離脱が昨年12月両者の交渉第一段が行われたが、問題含みの国境問題などが含まれており、それが混迷の原因でもあると言っている。
○3つの離脱交渉
離脱交渉での3つの条件とは
- 離脱に伴う清算金の支払い
- イギリス在住のEU市民の権利保護
- 北アイルランドとアイルランド国境の検問所を復活させない
である。この中でc.が問題で、イギリスがEU単一市場から脱退する以上、アイルランド国境をフリーにするには不可欠な条件がある。EUが主張するように、北アイルランドとブリテン島間のアイリッシュ海で人、もの、カネ、サービスの自由移動を何らかの形で検問、規制しなければならない。
一方、イギリスのメイ首相はアイルランド国境をフリーにしつつ、北アイルランドとブリテン島の間には同じイギリス国内であるから今まで通り何の規制も設けないとしている。これだと検問を免れて不正にイギリスとEU間で物資の移動が可能となる。これでは、EU側は納得できない。一応はコンピュータ管理を行うとしているが、具体的な回答はないという。イギリスのメイ政権としては、アイリッシュ海に検問所を設ければ、連立政権のために与党の北アイルランドの民主統一党の反発は必至だ。まだまだ混迷は続いている。🇬🇧🇩🇪🇫🇷🇪🇸💶💷🌕💡🔎⚡️🌏
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