【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:状態欲求、豊かさの志向が変化」から
2018/06/26
2018.6.22 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:状態欲求、豊かさの志向が変化」から
所有欲求→体験欲求→状態欲求
コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、「国民生活に関する世論調査」を使って、生活者の欲求の変化、それにともなう関心を集める職業の変化について語っている。
○状態の欲求に応えるのは新市場
関沢氏によれば、同調査で、
- 1973年以前:「物の豊かさが」が優位
- 1979年から;「心の豊かさ」が優位
と変わり、生活の力点は、1983年には「レジャー・余暇」が「食生活」、「衣生活」「自動車・電気製品」「住生活」を抑えて優位となる。つまり、所有することで欲求を満たした時代から体験することで欲求を満たす時代に変化した。2001年からは、「所得・収入」「資産・貯蓄」といった項目も入り、「自己啓発・能力向上」の項目も追加される。つまり、こういう自分でありたいという「望ましい状態」への欲求が生活の力点に変わっていく。21世紀に入り、「体験欲求」から「状態欲求」に移行したといえるという。
これらの消費を支える職業も変化している;
- 「所有欲求」の時代:家電や百貨店、住宅産業などの営業や販売の有能な人材が求められた
- 「体験欲求」の時代:ツアーコンダクターやテーマパークのスタッフ、ゲーム開発者などが注目
- 「状態欲求」の時代:トレーナーや理学療法士、作業療法士などが注目
と変わってきている。🎐🏠🚕📊🔎⚡️🌍
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