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2018.6.12   日経産業新聞の記事「眼光紙背:商機はグレーゾーンに」から

グレーゾーンという曖昧さに惹かれるのは人間の性なのか

コンビニエンスストア大手のファミリーマートが、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の店舗運営を採用した新装開店した顧客から聞こえたのは、品揃えが面白いという評判であったという。コラムの著者は、この話題から小売業のグレーゾーンについて触れそこに顧客を引き付ける要因について語っている。

○戦前は古着屋、戦後は闇市

 ファミリーマートの試みは、「面白い」「今までにない品揃えが楽しい」と評判はまずまず。元になったドンキホーテホールディングスは30年も増収増益を続けている。その秘密は、「グレーなところに商機がある」と同社のOBは語っている。消費期限が迫った商品を格安で大量にさばいた。スーパーマーケットや小売店で扱うことをためらうような商品も深夜の営業時間帯なら若者中心で抵抗なく手にとってくれるという。

このように小売業にはグレーな部分がつきまとうという。戦前は古着屋、戦後は闇市。消費者はそれを認めつつ、買い物をしてきた。だが、近代化が進むと、モノ不足は解消し、画一化したものを嫌う消費者が没個性の売り場から消えていったという。ドン・キホーテの躍進はこうした小売業の先祖返りのイメージと、その曖昧さに惹かれる人間性をついているのかもしれない。💴🏢📈💡🔎⚡️🌍happy01

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