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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:秋田杉のバスターミナル、機能性・美観備える」から 

2018.2.27   日経産業新聞の記事「いいモノ語り:秋田杉のバスターミナル、機能性・美観備える」から

先例ないが果敢に挑戦

コラムの著者 栗坂 秀夫氏(パシフィックデザインアソシエーツ代表)は、秋田中央交通で地元の秋田杉を生かし、かつ安全で機能性の優れた公共空間(バスターミナル)の設置の経緯について触れている。

○全国多くのバスターミナルがビルの中か屋外の鉄骨構造

 今回は地元の秋田杉をふんだんに利用して、全国でも珍しいバスターミナルの設置を行ったという。秋田杉は丈夫で美しく、建築や家具、工芸品、合板まで広く使われ、秋田県内の杉人工林の面積は全国1位であるという。秋田駅の西口を出ると、秋田杉で造られた美しいバスターミナルが目に入るという。2013年の竣工だが、現在も新鮮なイメージがあるという。

設置場所には以前からバスターミナルがあったが、東日本大震災後の耐震性調査で老朽化が判明し、一時しのぎではなく、建て替え、秋田の厳しい風雪にも耐える完全木造で、駅前にふさわしいデザインという要望を施主、秋田中央交通が出した。さらに、公共空間における木材利用の先進事例にして県の景観デザインのモデルにしたいとの意見もとりいれた。コンセプトは「秋田杉のお出迎え空間」として県の財産である秋田杉で機能的かつ安全、美観もそなえたバスターミナルとした。

ここにも地産地消とデザイン思考の好事例が生まれたようだ。🚌🎄🏢💡⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:カジノ誘致、規制も中身も」から

2018.2.28  日経産業新聞の記事「眼光紙背:カジノ誘致、規制も中身も」から

地方枠は長崎県か北海道かの皮算用

 カジノを解禁する統合型リゾート(IR)について政府、与党で実施法の中身の論議が戦わされているが、誘致・整備を進める長崎県でも基本構想の策定作業が進んでいるという。コラムの著者は、集客の力はどれほどかなど危惧している。

◯大きな課題は長崎空港とハウステンボスまでの交通インフラ

 佐世保市のハウステンボス地域のIRを作り、九州全体、アジアから集客し、雇用、税収、納付金を増やそうという計画であるが、課題も多いという。

その1つが、国際線のアクセス状況。長崎空港からハウステンボスまでのアクセスの他に、北部九州の交通インフラ対策は長崎県だけではどうにもならない。ハウステンボスも新しい施設の建設の受け皿になれるかという課題もある。さらにカジノのフロア面積の割合や入場回数制限など「世界最高水準の規制」がある。また、アジア圏だけでもカジノは多数存在し、ここだけはといった独自性もなければ集客に苦労し採算も取れない。💴💵🏢🔍💡⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:フランスのレジ袋、エコパッケージ広がる」から 

2018.2.28  日経産業新聞の記事「トレンド語り:フランスのレジ袋、エコパッケージ広がる」から

フランス政府の断行で一気に浸透

コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)は、2016年7月にフランス政府が使い捨てのプラスティックのレジ袋利用禁止が断行したことに触れ、パッケージも進化したことを述べている。

○罰則なしで押しつけが嫌いな国民性でも受け入れられる

 2017年には野菜や果物などのレジ袋は再利用または有機のプラスティックまたは紙や布の袋を店頭で渡すことも許される規則になったという。勇気あるフランス政府の決断は、罰則がないので店主が従順に従うとは思えない。さらにフランス人はエコだからといって社会のルールを上から押し付けられるのを嫌う国民性もある。

ところが予想に反して、7月には袋を消費者が持参。小型店でも「袋をお持ちですか」と声をかけるようになったという。背景には市民の80%が使い捨てプラスティック禁止に賛成したということや、レジ袋が海洋汚染につながるというニュースなどで意識が上がったようである。

スーパーマーケットでも対応が徐々に変わり、最初は茶封筒から透明シートのついたクラフト袋に代わり、中身が見えるようにしてレジ打ちの作業を軽減するなど工夫があったという。🍅🍌💼💡🏢⚡️🌍🔎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国で広がる『仏系』」から

2018.2.27  日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国で広がる『仏系』」から

がつがつするのが嫌いなミレニアム世代の傾向

 コラムの著者は、流行がコロコロかわる中国で、最近の若者は「仏系」だということから、中国に対する別のニーズもあるのではないかと説いている。

◯「人生に淡白で、成るがままに任せる姿勢」という「仏系」

 仏系には「仏系男子」から「仏系恋愛」まであり、必死で進めるということが嫌いなミレニアム世代を表しているようだ。そんな世相を映すのが、スマホゲームの「旅かえる」だという。何かを競うのでもなく相手と闘うのもない。ひたすらカエルがが旅から帰るのを待つというゲーム。旅先は天橋立や名古屋城など、カエルにもらった旅先の写真をスマホの待ち受け画面にする若者もいるという。ダウンロードの9割が中国だという。

日本も少し前は、バブル期のブランド志向からシンプルな生活へと嗜好が変わった。しかし、中国ではこの変化が著しい。これまでの爆買いやブランド漁りは鳴りを潜め、今やシンプルな生活がトレンドだという。日本の数倍も速い変化には、まだまだニーズがありそうだ。🐼🇨🇳🏢🔍💡⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:メダルラッシュ、今後も工夫と改革を」から

2018.2.23  日経産業新聞の記事「眼光紙背:メダルラッシュ、今後も工夫と改革を」から

選手の生活の安定など課題

 平昌五輪は、冬の五輪最多の記録となったが、 コラムの著者は、その背景に科学的なトレーニングとその成果に対する自信、長期の海外遠征で培った精神的な強さがあるという。

◯科学的なトレーニングの導入とそのフォロー

 メダルラッシュの要因は、

  • 科学的なトレーニングを行う育成
  • 強化策による個人やチームの能力の向上
  • スポーツ庁のバックアップ

など国策もあり、さらに、

  • 精神的な強みを得た;地道なトレーニングで得た自信、長期の海外遠征などの経験
  • 指導するコーチも科学的な分析を取り入れた

などがあるという。

一方、ドーピングや時刻の選手に有利な判定を下す審判など問題も多い。さらに、企業がスポンサーである選手と、あまり有名でない競技の選手では生活面で安定性の差があるのも事実である。選手の生活をしっかり保障し、最高のトレーニングができる環境づくりも大切であるという。❄️🎿🏢🔍💡⚡️🌍happy01