【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:電気万能の現代社会、電流と力の相互変換、至る所で」から
2018/03/24
2018.3.20 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:電気万能の現代社会、電流と力の相互変換、至る所で」から
フレミングの法則の応用
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、イギリスの電気工学者・物理学者のフレミングについて触れ、現代社会がその恩恵を受けている電流と力の相互変換について語っている。
◯電動機と発電機、スピーカーとマイクロフォンは作動原理が逆
磁場の中に置かれた電線に電流が流れると、力を生じて動く。一方、磁場中の電線に力をかけて動かせば、誘導起電力による電流が生じる。この電流と力の相互変換が、電気万能の現代社会では至る所で起こっており、応用している。
電動機と発電機、スピーカーとマイクロフォンはそれぞれ、前者が電気を力すなわち運動に変換し、後者がその逆という作動原理が働いている。
この磁場中の電流と力の関係は、19世紀末から20世紀にかけて活躍したイギリスのフレミングが提唱した「フレミングの法則」である。磁場、電流、力の向きを発電機の場合は右手、電動機の場合は左手で表すもので、学校でも学んだものである。
人間が応用している電流と力の変換は自然界にも起こっており、大規模なものは地球自体が、内部の核による電磁誘導で磁場が生じ、電離層やバンアレン帯など環境にも影響を与えている。📖🎓🔎⚡🌍
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