【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:定額料金バイアス、意図せず選ぶ不合理」から
2018/03/13
2018.3.9 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:定額料金バイアス、意図せず選ぶ不合理」から
顧客の心理が絡む不合理
コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、季節的に一定期間のサービス(通信、保険、クレジットカードなど)を見直す人が増えるが、定額料金について過剰に利用頻度などを見積もり誤った料金を選んでしまう「定額料金バイアス」について触れている。
○契約を見積もってコストパフォーマンスを最適にしているはずなのに
多くのサービス企業は、複数の料金プランを用意して消費者が自分にあったプランを選べるようにしている。一般的には、小野教授によれば、都度払いは使用頻度が低い人が好み、定額料金は多頻度の人が選ぶ傾向にあるという。さらに、多くの人は選択を誤り、自分が将来どのくらい該当するサービスを利用するかを過剰に見積もる、「フラットレート(定額料金)バイアス」という現象が起こり、企業の収益にも大きな影響を与えるという。
「定額料金バイアス」が生まれる要因は、小野教授によると以下の3つがあるという。
- 今まで以上に多くのサービスを利用できるという漠然とした期待
- 都度払いよりも多少なりともお得感がある
- 急に多くのサービスが必要になるのではないかというリスク回避
などがあるという。さらに、機能疲れといわれるほど過剰な高機能や高級サービスを選んで消化せずにいたり、人前での格好良さだけで選ぶこともあるという。合理的に振舞おうとしても不合理な行動をとってしまう人間の習性がこの季節に現れるという。💴💳📱🏢🏨💡⚡️🌍
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