【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:IoT社会のものづくり、減算的生産から加算的へ」から
2018/02/17
2018.2.9 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:IoT社会のものづくり、減算的生産から加算的へ」から
資源の有効活用と効率化に寄与
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、もののインターネット活用であるIoTの恩恵を最初に受けるのがものづくり、製造業だという。
◯これまでの設計概念も変革が必要
山﨑教授は、IoTがもたらす変革として製造業の生産が変わると示唆している。機械と機械がつながり、無駄や待ち時間が大幅に減ると期待されるからである。
3D(3次元)構造をもつものづくりは、設計の基準にあった原材料を加工して、機能を実現する部分のみ残し、不必要な部分を廃棄する。加工には、原材料から質量を減らす減算的な加工と、付加的な部分をつけて質量を増やす加算的な加工とがある。
機械的な加工ではない電子回路の生産でも、絶縁基板上に銅箔を貼り付け、電流が流れる回路部分のみ残し、不要な部分を溶かして除去する。このため、廃棄処理や廃液処理などの負担を残すことになる。
そこで、設計段階から原材料を整形しておき、必要な部品のみを追加していく加算的加工が考えられる。3Dプリンターや射出成形型などがその方法で、機能の実現に必要な部分だけを付加すれば、原材料の利用効率は飛躍的に向上し、加工後の処理の負担も軽減できる。少しずつだが、減算的加工から加算的加工へIoTを使って改めるこtができるようになった。IoTがものづくりを根本的に変える可能性もあるという。📻✈️🚤🚗🎓⚡️🔎🌍
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