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2018.2.7  日経産業新聞の記事「水素は本当に安全か」から

嘗てのエネルギー政策の失策を繰り返すな

 コラムの著者は、北海道苫前町で昨年11月30日に起こった水素爆発の事故について触れ、政府のエネルギー政策について触れている。

◯環境問題の強調だけでなく安全性の確保も

 次世代エネルギーとして期待の高い水素は実は危険でもあるという。今回の事故は新エネルギー・産業技術総合研究所が豊田通商や川崎重工業などと共同で進めていた実験施設での事故であるという。風力発電で得た電気で水を電気分解して水素を取り出し、これを貯蔵するプロセスで事故が発生。貯蔵タンクの蓋が飛んで建屋の天井にぶつかった。幸いけが人はなかったが、事故の原因究明は続いており、再開の見通しは立っていない。

水素は可燃性が高く、無色透明で軽く、大気中に触れると爆発する。水素事故の大規模なものは、1937年に起きたドイツの飛行船、ヒンデンブルク号の事故で、水素の危険性が広く知られることになった。

それでも日本政府はそのエネルギー政策として、水素の普及を加速しようとしている。3月には神戸市で市街地では世界初となる水素を使って熱と電気を公共施設に供給する実証実験を始めるという。環境問題には負荷が少なく優秀な水素であるが、扱いは極めて難しく、安全性を保証する技術開発もこれからだという。どこかで安全性を強調した原子力発電のエネルギー政策を思い出すのは私だけであろうか?🚌🚗💡🏢⚡️🌍happy01 

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