【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:新しい研究・教育の場創立、独自の理念、世界が評価」から
2017/12/01
2017.11.28 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:新しい研究・教育の場創立、独自の理念、世界が評価」から
研究機関に引き続き教育の場も変革
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、前回の恩師・森野米三先生の「誰もしないことをやれ」「世界の目を日本に向けさせろ」という座右の銘をさらに理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの創設とそれに続く横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校の開校での実践について語っている。
◯フロンティアに対するユニークな理念をもつから国際的にも通用
和田教授が生物物理学教室をさらに座右の銘にしたがって展開したものが、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの創設であるという。同センターは生命をサイエンスと捉え理解し、産業へ応用することを目的に発足した。生物を情報・構造・機能の全正面から総合的に研究する拠点である。つまり、「生命が自然環境を生き延びる戦略」の解明を目指し、生物を「複雑なミクロ構造を持ち多様な種を展開する分子集合体」と捉えて、その要素であるタンパク質と核酸の物理・化学的な性質を調査研究するものである。この理念が、5つのグループと1つの施設で連携し、分子から集団に至る階層ネットワークを解明する、世界でも類を見ない総合的かつユニークな研究体制ができたと和田教授はいう。
さらに、座右の銘から横浜市から受けた話にも応用し、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校の開校となった。この高校では校名に反して意外にも授業では国語、英語、歴史を重視しているという。幅広い見識と知識を持ったサイエンティストとして世界で活躍してもらいたいという思いがあるからだという。さらに実習・実験を多く実施し、国際交流も盛んで、文部科学省からは「スーパーサイエンスハイスクール」とともに、語学力などのすぐれた人材を養成する「スーパーグローバルハイスクール」の称号も送られたという。🔎🎓📓⚡️💻
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