【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ほぼ日、株主総会も糸井流」から
2017/12/06
2017.12.4 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ほぼ日、株主総会も糸井流」から
笑いという糖衣にくるんで経営者、従業員、株主がリラックスして対話する株主総会
コラムの著者は、クリエーターの糸井重里氏が創業した株式会社「ほぼ日」の上場後初の株主総会の様子について触れている。
◯高い出席率と裏切らない総会
11月26日、株式会社ほぼ日は上場後初めての株主総会を開いた。上場企業の出席率が1から3%と言われる中、20%強と期待度が高かったようである。開始直前、糸井氏と社員の掛け合い音声を通じて、「申し訳ありませんが午前中の株主総会は型通りに進めさせてください」と宣言。会場が一気に和んだ。午後は自由参加ではあるが経済学者などの講演も用意し、その演題も「会社は株主のものではない」といったもの。会場近くの本社も開放して、手作りカレーを振る舞うなど70人余りの従業員がフルで運営した。夕刻、役員全員が登壇した質疑応答では趣味から抱負まで人柄を映すやりとりが続いたという。
総会後糸井氏は取材をうけ、総会が特定日に集中するのを『もったいないと感じていた』と語ったという。株主が参加しやすい日曜日を選び、この日全体を「株主ミーティング」と名付け法律の認める株主総会をその一部と位置付けた。こうして上場企業の義務を果たしながら、闊達な交流も実現した。
多くの会社の提案を追認するだけの無風な総会ではなく、非難と応酬でもない、笑いという糖衣にくるんだ、リラックスしたステークホルダーの交流、対話を実現したことは意義があろう。🔎📰🏢⚡️🌍
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