【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計:『スクリーン』選択時代、テレビは『ながらメディア』 」から
2017/10/27
2017.10.24 日経産業新聞の記事「風向計:『スクリーン』選択時代、テレビは『ながらメディア』 」から
時間の使い方でメディアを変える若者たち
コラムの著者 奥 律哉氏(電通メディアイノベーションラボ統括責任者)は、電通での調査などを基にして、多メディア時代の視聴の仕方について触れている。
◯「空き時間」と「ながら時間」で異なる
様々な動画サービスの登場で、視聴者の動画スクリーンの選択がどうなっているかを、奥氏は分析している。調査の結果から、「空き時間」と「ながら時間」の組み合わせが、視聴・利用するメディアの選択パターンに大きな影響を与えていることがわかったという。
視聴・利用するメディアの選択肢;
- 地上波テレビ
- BSやCS・ケーブルテレビ
- 録画したテレビ番組の視聴
- DVDやブルーレイなどのパッケージビデオ
- 有料の動画配信サービス
- 無料の動画配信サービス
などを対象に電通で調査したという。興味深い事例は、20代男性のデータで、彼らの選択率は、他の用事をし「ながら有り」の方が、他の用事をし「ながら無し」よりも大きい。また、それぞれ、空き時間が15分、30分、1時間と長くなるにつれて、その選択率は増加し、さらに、空き時間が長くなればなるほど、「ながら有り」と「ながら無し」の差が大きくなる結果を得た。つまり、データから、20代男性の嗜好は、「ながら有り」の場合は地上波テレビを選択するが、またまった時間が「ながら無し」であれば、無料の動画配信サービスを好むことがわかった。このような嗜好の選択がどうしておこるのかは、さらに分析が必要だが、メディア側にとっては、リーチの良さを考える上でも重要な要素であろう。🎥📺📱⚡️💡
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