【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:AI研究偏重のしわ寄せ」から
【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:中小企業の人手不足、途上国の工学人材活用を」から

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:3時間用おむつ、顧客分析が生んだ新市場」から 

2017.9.7    日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:3時間用おむつ、顧客分析が生んだ新市場」から

競争が激しい分野から違う視点で

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、王子ネピアの赤ちゃん用おむつ製品を通うじて、競争の激しい分野から顧客分析によって違う視点で別の市場を開拓した事例を紹介している。

○長時間おむつ必須性

 同社は赤ちゃん用おむつの新ブランドを全国で展開する。これまで、出生率の低下やインバウンド需要の減少で、おむつ自身が変倍量、販売金額とも低下傾向にある中、出生から低年齢の赤ちゃんをもつお母さんの声を分析して、品質志向、高付加価値で高価格志向の市場ができつつあることを突き止めた。

それは、これまでおむつ製品は長時間の吸収力を軸に各社開発競争を繰り広げてきたが、一方で同社がおこなった調査では、肌が敏感な1歳までの赤ちゃんをもつお母さんの6割が3時間以内におむつを交換することが浮かび上がってきた。短時間の交換への気づきは、企画に変わり、2014年から本格的に開発をスタートさせた。コンセプトどくりから技術開発で多くの試作を行い、お母さんの協力をえて、試行錯誤の後に3時間用おむつは細かなキルティングでこれまでにない薄さを実現。高い吸収性力と通気性、動きやすさを兼ね備えた付加価値のある製品となった。

また、家で過ごす日中は3時間用、外出時や就寝時には12時間用という、同社の提案も受け入れられ、既存製品との住み分けもでき、新市場が開かれた。厳しい市場お長時間おむつから新市場の3時間おむつの両者に販売できる強みが出てきたわけである。

既存路線での改善だけでなく、使い分けのような視点の違いで新たな基軸を生んだ好例であろう。👶⚡️💡🌍happy01

コメント

コメントの確認

コメントのプレビュー

プレビュー中です。コメントはまだ投稿されていません。

処理中...
コメントを投稿できませんでした。エラー:
コメントを投稿しました。コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。 さらにコメントを投稿する

入力された文字と数字は画像と一致していません。再度入力してください。

最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください。これはプログラムを使ってコメントを自動的に投稿するのを防ぐために行われています。

画像を読み取れない場合は 別の画像を表示してください。

処理中...

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。

アカウント情報

(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)