Previous month:
2017年3 月
Next month:
2017年5 月

2017年4 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 宇宙人未発見の理由、文明発展で自滅の可能性?」から

2017.3.31  日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 宇宙人未発見の理由、文明発展で自滅の可能性?」から

どんどん減る接触の確率

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、科学的に否定できない宇宙人の存在について我々人類が接触しない理由を語っている。

◯今の人類にも警鐘

地球外生命体は果たして存在するのか。和田教授は、イエスとこたえている。なぜなら、サイエンスは明確な否定理由がない限り、頭ごなしにノーとは絶対に言わないからである。この未知のものへの探究心はサイエンスの発展に寄与している。

さて、宇宙人にまでいかなくとも、生命体の生存率は極めて小さい。さらに、文明社会については、知的生命体まで進化する割合、知的生命体が技術文明社会にまで発展させる確率、さらに技術文明の寿命を算定する必要があろう。

また、宇宙人が存在しても、

  • すでに地球に到達しているが、隠れているか、隠されている
  • 過去に地球に到達し、多くの謎の遺跡の痕跡を残した
  • 宇宙人が引っ込み思案で、宇宙に進出しない
  • 宇宙人の技術が宇宙航行種族にまで進化していない
  • ある程度の文明の発展で核兵器や環境破壊で自滅した

などという仮説がでてくる。最後の仮説は、今の人類への警鐘でもある。💡⭐️🌎pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:色彩のメッセージ、個性や秩序を発信」から 

2017.3.30  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:色彩のメッセージ、個性や秩序を発信」から

マーケティングから芸術まで広がる色彩の位置付け

コラムの著者 関沢 英彦(東京経済大学コミュニケーション学部教授)は、入学時期の昨今、ランドセルに無難な色か、個性的な色かと考えている中で、色彩がマーケティングや芸術にまでも影響を与えていることに触れている。

○色彩の意義はアイデンティティーと秩序へのメッセージ

子どもたちのランドセルの色は、6年間の自分らしさ、アイデンティティーを決めることになる。同様に、コンビニの看板の色使いも特許庁が認める商標として登録できることになった。

マーケティングでは色彩はコーポレートカラーをとして個性を発揮し、人々はそれによって識別する。銀行や宅配便事業者などのコーポレートカラーがそうである。

関沢教授によれば、色彩には、「秩序のメッセージ」でもあるという。喪服の色や、古くは、冠位十二階の紫を頂点とするもので、秩序を表す。ランドセルでも無難な色合いを選んだなら、個性より秩序を重んじる面があるということになる。💈💻cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 軍事研究と科学者、歴史が教える平和主義」から

2017.3.28  日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 軍事研究と科学者、歴史が教える平和主義」から

軍事技術者として身をたてたが信念は平和主義であったダ・ヴィンチ、ガリレオ

コラムの著者 志村 幸雄氏(技術評論家)は、技術史の教えに従うと人類の歴史は戦争の歴史であり、それ自体、兵器開発の歴史だったと語る。

◯大科学者も軍事技術の開発者であった

科学技術の分野で偉大な足跡を残しながら、軍事技術の開発者として特異な存在感があった、レオナルド・ダ・ヴィンチとガリレオ・ガリレイについて、志村氏は触れている。

奇妙なことに二人には共通点があるという。ともにイタリア・ルネサンス期に生き、それぞれ芸術家、医学の道を歩んだ。やがて、科学者・工学者としての活動に重点を移し、晩年は知見を生かして軍事技術者として身をたてた。

では、どうして彼らが軍事技術者という職業に関わった理由は何であったのか。

  • 軍事技術者が引く手あまたであった:イタリア国内の都市国家が互いに争っていた。
  • 経済的な理由:二人とも軍事技術者として生活費を稼いでいた

だが、信念は平和主義であったことである。

折しも、防衛装備庁の大学への委託研究を日本学術会議は過去の2度の声明と同様に禁止する方針をまとめた。⚓️⏳📖pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国連開発目標の光と影」から

2017.3.29   日経産業新聞の記事「眼光紙背:国連開発目標の光と影」から

国の予算同様、スリム化の発想も必要

コラムの著者は、国連が2015年9月の総会で採択した「持続可能な開発のためのアジェンダ(SDGs)」が科学技術政策に浸透し始めた光の部分と前身の「ミレニアム開発目標(MDGs)」から再考し役割を終えた事業をスリム化する発想のない影の部分について語っている。

◯組織の維持が前提か?

国連が、MDGsのあとの世界的なテーマ(プログラム)に悩んで、残された課題をかき集めて作成した経緯は、どこかの国家予算と同様に不純な動機に見えるという。

目的や課題は真っ当なもので異論を挟む余地はない。つまり光の部分である。しかし、役割を終えた事業をなくして組織をスリム化する発想がそこにはみえないという。これが影の部分である。組織の維持を優先しているとの指摘は的を得ているようだ。

予算獲得の方便に使われ、理念にかなった実効性のある事業になっているのか。各加盟国はチェックが節目節目で必要なようだ。💺💰🌍😃