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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:超小型翻訳機、ネーミングは象形文字」から

2017.3.27   日経産業新聞の記事「拡大鏡:超小型翻訳機、ネーミングは象形文字」から

訪日客にも発音でき機能がわかるネーミング

コラムの筆者 岩永 嘉弘氏(ネーミング&コピーライター)は、ベンチャー企業、ログバー(東京・渋谷)の「ili (イリー)」ぼ優れたネーミングについて語っている。

◯「ili」は向かい合った人(i)を製品の細長いバー(l)でつなげる象形文字

訪日客が引き続き増える中で、商業施設やタクシーなどの交通機関で働く人にとって、言葉が追いつかず、コミュニケーションが大変である。そんな中で、ログバーの翻訳機は手のひらサイズの小型でスティックあるいは細長いバー状の携帯機器で「ili」というネーミングもロゴも印象的だという。

同製品は、日本語を吹き込むと英語に翻訳して喋ってくれるという。つまり、言語の壁を越えるバーというわけである。岩永氏が注目するのはその機能だけでなくネーミングだという。

一目で象形文字で、人と人とがまっすぐな棒で向き合っているように見える。また、英語のiliでイリーと発音できる。対峙する人の間に、バー、つまり製品があって、人の間をつなぐ機能をも説明している。どこの国の人にも読めて、発音でき、しかも機能まで説明する、優れたネーミングである。📖🌍happy01

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