【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 時間の流れ、直線か周回かで捉える」から
2017/03/28
2017.3.24 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 時間の流れ、直線か周回かで捉える」から
時間は正確な周期変化を基準にしている
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、物理学、自然科学の基本となる時間についてその見方の歴史などから解説している。
◯感知できるのは時間そのものではなく位置や形の変化
時間そのものは感知できず、我々は運動、つまり位置や形の変化だけである。だから、時間とは運動を記述するために用いられるパラメーターにすぎない。
過去・現在・未来に分けられるが、その現在の厚みはゼロで、過去と未来を隔てる線が、未来を過去に変えながら進んでいる。しかし我々人間は、その境界線の前後の物事のまとまりを感性で捉え、幅をもたせて現在としている。その幅は、秒・分・時間であったり、日・週・年・時代となる。
時間の流れは直線的な流れの中の線分と捉えるユダヤ・キリスト教の世界観とギリシャやインドはらせん状に周回するとみている。時間は、正確に繰り返される周期変化を基準にして、他の変化や無変化を比較測定する。
天体の運行から始まり、振り子やテンプ、水晶振動子、さらに原子時計が決めている。⏳📖
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