【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:ジョゼフジョゼフのレモン搾り器、便利さパッケージで表現」から
2016/08/03
2016.8.1 日経産業新聞の記事「拡大鏡:ジョゼフジョゼフのレモン搾り器、便利さパッケージで表現」から
すぐれたデザインで購買欲をそそる
コラムの筆者竹原あき子氏(工業デザイナー)は、2003年英国で双子の兄弟が始めた調理器具の会社が販売しているレモン搾り器のマーケティングについて語っている。
○使う予定がなくても手に取ってみたくなるデザイン
ジョゼフジョゼフのレモン搾り器は、幾つもの美しい色のプラスティック容器を入れ子にし、しかも「問題解決」を意図したものだという。
この問題解決とは、かゆところに手が届くデザインという。レモンの種を受け止める穴が開いており、浅い受け皿が搾り器についており、半分に切ったレモンをどこで絞ったも、レモン汁はそのまま目的の器やフライパンに流れるように工夫されている。調理の一手間を省くもので、すぐれているのは、使い方がそのままパッケージで表現されていることだという。
搾り器という商品でありながら、箱も、透明なパッケージもつけず、レモンを描いた台紙に絞ったシーンを再現して、取っ手を握って棚から外したくなるようなデザインとなっていて、購買意欲をそそるという。
色も4色のダイナミックな色使い。店頭や台所を明るくする配慮がある。
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