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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:三菱自の再起、アジアにカギ」から

2016.4.27   日経産業新聞の記事「眼光紙背:三菱自の再起、アジアにカギ」から

韓国、マレーシアの国産自動車に貢献

コラムの著者は、燃費データの改ざんで揺れる三菱自動車のアジアでの功績に再起のヒントがあるのではないかと述べている。

○三菱グループの気概?

日本の自動車メーカーは広くアジアに工場を展開、さらに利用者として大きなシェアをもつのも特徴である。トヨタ、日産、ホンダ、スズキと進出しているが、コラムの著者は、最大の貢献は、三菱自動車だという。

今や世界第5位の現代自動車はかつて、韓国国産初の自動車「ポニー」を三菱自動車のプラットフォームを使い、その後も技術支援して商品かされたものも多いという。マレーシアでは、元首相のマハティール氏が構想した国策自動車メーカー、プロトンを三菱自動車や三菱商事が出資し新車の開発、生産技術の両面で支えた。現代自動車やプロトンも三菱自動車抜きでは今日はあり得なかったといえるという。

日の丸を背負ったという気概のある三菱グループはアジアに協力することを惜しまず努力してきた。窮地の三菱自動車を救うカギはアジアにありそうだ。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:洋上風力、実用化で粘り強く」から

2016.4.26   日経産業新聞の記事「眼光紙背:洋上風力、実用化で粘り強く」から

ウィンドウファームの得失

コラムの著者は、1つの海域に数十基のメガ出力風車を林立させる洋上ウィンドファームについてその将来性の視点で述べている。

○洋上風力は欧州では実用段階

これだけの規模となると、環境や漁業、航路への配慮が必要となってくる。また、景観や騒音、安全性の議論も残っているが、波力や潮流発電より扱いやすく、陸上とはことなり、海に囲まれた日本では再生可能エネルギーとして有力候補である。

ただ、一般海域で管理責任をどうするのかや、自治体の各産業関係(漁業、農業、水産、海運、環境など)とどのように協調していくかが課題である。日本でも実証実験が進み、技術的な解決は進んできているが、肝心の実用化にむけた運用までが厳しい。粘り強い開発と調整がそこには必要だという。

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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:瞑想ブーム、欧米企業から」から

2016.4.26   日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:瞑想ブーム、欧米企業から」から

欧米ICT企業が社員のクリエイティビティやチームワーク醸成に利用

コ ラムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は、日本でも昔から親しみのある座禅やヨガが欧米のICT企業でマインドフルネス(瞑想)として導入されていると語る。

○脳の活性化に役立ち社員の気持ちを落ち着ける

米グーグルが人材開発の一環で、日本では親しみのある座禅やヨガをマインドフルネスとして改変し導入しているという。何かとストレスの多い職場で瞑想し、呼吸を整え、自己と向き合うことで、ストレスが軽減されるという。クリエイティビティが求められる場合脳を活性化させたり、ビジネスとしてのメリットも大きいという。

社員が気持ちを落ち着けることで、怒りを減らし、リームワークの生産性の向上、創造性の発揮ができるともいわれている。

最近これに最先端のICTが結びつき、スマートフォンのアプリとして、提供されることもあるという。このアプリで、毎日10分ぐらいの瞑想を効果的に行う手順を示し、動画などで通して楽しくマインドフルネスができるサービスになっている。高度な技術が必要なほど、昔からの手法が生きてきており、人間のこころに迫る現象が興味深い。pchappy01