【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:スターフライヤー、快適性重視、大手も追う」から
2016/04/17
2016.4.14 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:スターフライヤー、快適性重視、大手も追う」から
大手2社にはないサービスの進化が鍵
コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、2016年就航10周年を迎えた北九州をベースにするスターフライヤーのサービスについて大手の差別化について触れている。
○安全性、快適性を重視したブランドの確立へ
ドリンクやエンターテイメント、シートなどのサービスで黒を基調としたブランドをイメージとした同社。大手よりも割安でしかも、日本版顧客満足度指数調査で1位を7年連続記録している。
ひときわ目立つ黒の機体、全席革張りで足元がゆったりしたシートで、タッチパネルのビデオモニタ、USB電源、ジャズバーをイメージした安全ビデオの全てが黒のイメージで統一しリッチな空間を格安運賃で提供している。座席数もA320最大180席を150席に抑え収益性よりも快適性を重視。
しかし、ドリンクやエンターテイメント、シートなどのサービスも大手の追従がすぐに起こる。同社の松石社長も;
「第一に安全性の徹底を担保した上で、定時性や快適性といった面で”らしさ”を追求する」
という。小野教授は同社の予約サイトでの残席数を競争力のバロメータとして観察しているという。
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