【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:マイナス金利でも円高のワケ」から
2016/03/04
2016. 2.29 日経産業新聞の記事「眼光紙背:マイナス金利でも円高のワケ」から
米が利上げ、日本がマイナス金利なのに?!
コラムの著者は、マイナス金利でもドル円相場は円高が進んでいるワケについて触れている。
○中期的には日本の経常黒字が要因だがもう1つの要因
日本の機関投資家がドル債投資を行う場合、為替リスクを避けるために円を担保にドルを借りることが多い。米国金利がもともと高いために米国の利上げでドルの供給がタイトになっている。そこに日本のマイナス金利も重なって、ドルを調達する際にさらに上乗せ金利(ベーシス)を支払わないとドルを調達できない。
こうなると米国債に投資しようとしても、ドルの調達コストが上がっているため1.2%前後の米国債でも逆ザヤになる。逆に米国の投資家は、このベーシスを使えばマイナス金利で円が調達でき、ゼロ金利の日本国債を買っても利益が出る。
米国の利上げがドル調達コストを上げ、結果的に日米金利差を打ち消し、円高になったのではないか。
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