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2016. 3.2   日経産業新聞の記事「眼光紙背:まるでオフサイド・トラップ」から

朝令暮改の就活スケジュール

コラムの著者は、3月1日に経団連加盟の企業の会社説明会が解禁になり、就活生の苦労について語っている。

○定員を超える就活セミナー

日経新聞主催の就活セミナーには定員を大幅に超える学生が集まり、活動スケジュールの大幅変更に戸惑う姿があった。経団連加盟の企業説明会の解禁も、企業や大学、官邸の思惑が絡んで大きく変わった。昨年は、選考活動の解禁が4月から8月に大きく後ろ倒しになったのに、今度は6月に前倒し。スケジュールの大幅変更に就活生の戸惑いは大きい。

政府が推進する海外留学もこの変更で、帰国のタイミングに合わず、泣く泣く留年とならざるを得ない。まるでサッカーのオフサイド・トラップのような朝令暮改である。

ただ、コラムの著者はこの20年を振り返ったら、就活生にエントリーは気にしない方が良いとも言いたくなるという。1995年から10年で花形だった金融機関は再編の波にのまれ、その後の10年は、人気だった電機メーカーも淘汰の最中である。恒久的に安定した職種などないがこの試練に耐えられる力が逆に社会では役立つようだと、皮肉に聞こえるのは私だけだろうか。pchappy01

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