【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:高額トースターが人気、モノを通じた体験に価値」から
2016/02/17
2016.2.12 日経産業新聞の記事「流行を読む:高額トースターが人気、モノを通じた体験に価値」から
今後のマーケティングのヒントは体験価値
コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプランニングディレクター)は、昨年の話題になった高額トースター「バルミューダ ザ・トースター」(家電VBバルミューダ製・東京武蔵野市)のマーケティングについて語っている。
○もちもちサクサクのトーストを毎朝食べられるという体験の価値?!
同製品は、同社が開発した温度制御技術をつかって、トーストを焼くと中身はもちもちしたままで、外側はサクサクに焼け、同じパンでもこれまでの既存トースターと一線を画すると人気になった商品である。
税込みで2万4732円という決して安くないこの商品は脱デフレの象徴のような事例といわれている。この事例は高額だからではなく、焼いたトーストのうまさを体験する価値を購入するという、モノからコトへ価値を変え、さらに、できたトーストの写真投稿などSNSでの補助装置といった面もあり、一筋縄ではいかないマーケティング戦略があるという。モノを通じた体験価値を明示することが、モノづくりのマーケティング戦略のヒントになると、岩崎氏は示唆している。
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