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2016. 2.16   日経産業新聞の記事「「眼光紙背:ロボットは敵か味方か」から

脅威論の裏に雇用問題

コラムの著者は、機械が人工知能(AI)などで賢くなり、人の仕事を奪うとの見解がダボス会議や自動運転車のAI利用、囲碁対戦でのAIの勝利など、脅威論があるのか、どう対応すればよいかを示唆している。

○日本を含む15カ国で2020年までに510万人が職を失う

この数字はダボス会議で予測され発表された内容。人間に勝つにはしばらく時間がかかると言われていたのに、機械に置き換えられやすい定型作業の事務職が主たる犠牲者だという。囲碁などゲームでもグーグルのAIが欧州チャンピオンを打ち破り、完全自動運転車について米当局が、『AIを運転手とみなす』という見解を示した。これで貨物輸送の運転手などの雇用も無くなる可能性もあるという。

明快な解決法はないが、機械との協業が1つのヒントだと、コラムの著者は示唆する。つまり、介護など、力仕事になるようなベッドから車椅子への移動作業のようなところはロボットに任せ、感情や情操のようなところは人が受け持つといった協業で、ロボット単独よりも協業の方が、成果が上がりやすい。このような協業も研究する必要がありそうだ。pchappy01

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