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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:揺らぐ『安全な国』ニッポン」から

2015. 12.28   日経産業新聞の記事「眼光紙背:揺らぐ『安全な国』ニッポン」から

自分は大丈夫の幻想を捨てリスク管理を

コラムの著者は、セコムが調査した日本人の不安感の結果をみて、リアル、バーチャルの両面で今こそリスク管理が重要であると説いている。

○日本人の4人に3人は不安を抱えて暮らしてる

これは、セコムが12月上旬に20代以上の男女500人に聞いた調査の結果の一部である。「最近不安に感じていることがある」と答えた人は75%で2014年の調査の70.4%を超えた。先行きに不安を感じる日本人がじわりと増えているようだという。

不安の中身は、

  • 老後の生活と年金
  • 健康
  • 地震

とあるが、

  • テロ
  • 個人情報の漏洩

なども入ってきているという。

昨年の年金機構からの情報漏洩事件などやサイバー攻撃など不安定要素が多い。さらに、ことしは、マイナンバーの実施や伊勢志摩サミットなど、バーチャル、リアルともにリスク管理が重要な年になりそうだ。

日本は世界的にも安全な国との評価を得てきたが、ここにきて、自分だけは安全という幻想をすてリスク管理をしっかりと国家レベルでもすべきだ。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『任せる』もまた英断」から

2015. 12.25   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『任せる』もまた英断」から

元日産社長の塙義一氏のことば

コラムの著者は、先月18日に他界された塙氏のことばを通して、経営の権限委譲について語っている。

○「実は(カルロス・)ゴーンさんには社長ではなく、僕の仕事の一部をやってもらおうと思っていた」

これは、塙氏が生前、工場閉鎖や系列破壊などを断行したゴーン改革が軌道に乗った2003年に語ったという。社長の座を譲った理由は、ゴーン経営には「きちんとした体系があることに気づいた」からだという。それを崩して「日本流にやってくれ、と言ったら力が出せない。だから全部やってもらうことにした」という。

この語りには、日産社員へのプライドへの配慮とゴーン氏への敬意に満ちていたという。まさに、人に任せる決断も称賛に価する人の営みだと、コラムの著者は示唆する。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:科学技術が社会創造、30年後の地方支える」から

2015.12.25   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:科学技術が社会創造、30年後の地方支える」から

 創造する目標があれば科学技術はついてくる

コラムの著者 新田 義孝氏(四日市大学名誉教授)は、30年後の地方を科学技術による社会創造の視点で語っている。

◯暗い話ばかりではない

確かに過疎化は進むと新田教授は語っている。しかし、エコなインフラ(太陽光発電によるEVなどによる自動走行乗り合いミニバス)で辺鄙なところも客を拾い目的地に送迎しているという。太陽光発電だけでなく、2次電池の価格が数分の1となりEVの価格も下がる。過疎村の荒れた農作地は開墾して森林として、その中に工場を誘致。緑に囲まれた職住接近で近くの農園で農業も楽しめる新しい田舎生活となるかもしれない。子供達は森で遊び、小川を泳ぐ。そうした体験が逞しい日本人を育て、創造力のあるエンジニアをうむだろう。

円安が持続されれば、日本の1次産品は輸入品に対して価格競争力を持ち、地産地消が当たり前で人口減少も手伝って。農産物の自給率を8割程度にあげるという。

水産業も近代的な養殖技術で一部の高級魚のみならず大衆魚の稚魚を育てることで国民にとって不可欠な動物性たんぱく質を得ることになる。

ICTとの結合で、物作りは合理化し、人々の近くを補完し、劣化した運動能力を補うだろう。寂しさを紛らわし人の輪を作り出す仕組みをも作ろうとしている。

どんな社会を創造するか、その目標が明確であれば、科学技術はついてくると新田教授は語る。pchappy01


【謹賀新年】ことしも「ネタ出し」ともどもNVD(Next Value Design)をよろしく!

新年、明けましておめでとうございます。旧年中は新規事業開発、ベンチャー支援、ソーシャルメディアの研究、そして事業のネタ出しの活動でご愛顧頂き誠にありがとうございました。

今年もこのブログを通じて、アイデア出しのヒントなどがお伝えできれば幸いです。

【ヒット商品】ネタ出しの会 「ヒット商品のネタ」新聞編

として2010年6月30日から日経産業新聞、日本経済新聞、ウェブ等の記事を解説し、時には自分のアイデアや意見を取り混ぜて掲載しております。

お蔭をもちまして、12月22日の時点で、

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となりました。今後とも、本サイトをご愛顧いただき、お気付きの点がありましたらコメント等頂ければ幸いです。happy01